クリックするだけで稼げるって本当？ 稼ぐ方法と注意点を徹底紹介！

「クリックするだけで稼げる」「タップするだけで稼げる」そんな謳い文句の広告を見たことはありませんか？

本業の合間にクリックやタップをするだけでお金が手に入るなら、これほど楽なことはありません。

しかし、クリックするだけで稼げる仕組みとは、一体どのようなものでしょうか？

また、本当に稼ぐことができるのか、疑問に感じる人もいるでしょう。

そこで、この記事ではクリックするだけで稼げるのか、その方法や注意点について詳しく解説していきます。

クリックするだけで稼ぎたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

結論：クリックするだけで稼ぐのは難しい

結論をお伝えすると、クリックするだけで稼ぐのは非常に難しいです。

たしかに「クリックするだけで稼げる」といったセンセーショナルな宣伝文句を並べた広告は多くあります。

また、実際にSNSなどでも「クリックするだけ、タップするだけでこんなに稼げた」といった成功体験をシェアする投稿を目にすることもあるでしょう。

しかし、その実態は副業ビジネスを行っている事業者の「サクラ」であったり、または自身の情報商材を買わせるためのおとりであるケースがほとんどです。

クリックするだけで稼げるというのは、雲を掴むような話だと考えた方がよいでしょう。

そういったサービスにお金を支払っても、結局のところ副業詐欺で泣き寝入りすることになりかねません。いきなりお金を払ってリスクを取るよりもまずは無料相談などができるところを利用するのがおすすめです。

クリックするだけで稼ぐ方法とは？

では、クリックするだけで稼ぐ方法とは、どのようなものがあるのでしょうか。

以下に代表的なものを紹介します。

• アフィリエイト
• ポイ活
• 仮想通貨フォーセット

ひとつずつ順番に見ていきましょう。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、インターネット広告の一つで、別名「成果報酬型広告」とも言います。Webサイトやブログの運営者が企業の商品を紹介し、その紹介を通じて商品が購入された際に紹介者に報酬が入る仕組みです。

アフィリエイトには以下の2種類があります。

• セルフバック(自己アフィリエイト)
• クリック報酬型アフィリエイト

セルフバック(自己アフィリエイト)とは、Webサイト上に紹介されている商品やサービスを自ら購入・申し込みすることで紹介者(広告主)から報酬を得るシステムのことです。

一方、クリック報酬型アフィリエイトは、自身のWebサイトやブログに広告を貼付け、訪問者がそれらをクリックした際に報酬が発生する仕組みとなっています。

自らクリックしていくことで報酬を得るのがセルフバック(自己アフィリエイト)、他者にクリックされることで自身に報酬が入るのがクリック報酬型アフィリエイトと覚えておくとよいでしょう。

ポイ活

ポイ活とはポイントサイトに掲載されている広告をクリック/タップしたり、動画の視聴や案件の登録を通じてポイントを取得、貯めたポイントを電子マネー等に換金する副業です。

主なポイントサイトとして、以下のようなものがあります。

• モッピー
• ハピタス
• ECナビ
• げん玉
• GMOポイ活

隙間時間に広告をクリックしたり、ゲームをするだけでポイントが貯まるため、主婦層からも人気を集めています。

仮想通貨フォーセット

仮想通貨フォーセットとは、ただボタンをクリックするだけで仮想通貨を得られるサービスです。

今でこそ仮想通貨の代表として名を馳せるビットコインですが、2009年のビットコイン登場時はその特殊な形態から、普及が難航していました。

そこで、2010年ビットコインの開発者が提案したのが、仮想通貨フォーセットです。

フォーセットとは「蛇口」を意味し、まさに蛇口をひねれば水が出るように、一日一回ボタンをクリックすれば、一定量のビットコインを得られるシステムを生み出したのです。

当時ワンクリックにつき得られたビットコインは5BTCですが、今の日本円で換算すると、3000万円以上もの価値があります。

ビットコインの普及に伴い、仮想通貨フォーセットで現在得られるビットコインは微々たるものとなりましたが、仮想通貨フォーセットのシステムは依然として利用可能です。

クリックするだけでは稼げない理由

ここからは、クリックするだけでは稼げない理由について説明していきます。

主な理由は以下の3つにまとめられます。

• 詐欺や犯罪に遭う可能性がある
• 単価が低い
• 作業に時間がかかる

それでは、順番に見ていきましょう。

詐欺や犯罪に遭う可能性がある

クリックするだけで稼げると言って、ユーザーを詐欺や犯罪に巻き込むケースが多くあります。

ここ数年の副業実施率の上昇に伴い、副業詐欺も横行しているので注意が必要です。

代表的なクリックするだけと謳う詐欺の具体的な手口は、以下の通りです。

1. 「クリックするだけで稼げる」「スマホをタップするだけで稼げる」といった広告でユーザーを誘い、自社サイトに氏名やメールアドレスを登録させる
2. 「抽選○○名限定で○○万稼げるマニュアルを提供」「通常○○万円のところ今だけ○○円」などの謳い文句でユーザーに情報商材を購入させる
3. 情報商材を購入したユーザーに対し、「さらに稼げるから」と高額な有料サポートや別コースの利用をしつこくすすめる
4. マニュアルもサポートも実際に稼げる保証はなく、ユーザーは高額な利用料金を支払い、利益を得られずに終わる

上記のようなケースで被害報告が相次いでおり、消費者庁や行政機関からも注意喚起が出されています。

参考：「スマホをタップするだけでお金が稼げる」などのうたい文句に注意 – 筑紫野市ホームページ 

仮に、金銭的な被害が無かったとしても、詐欺サイトに登録した時点で個人情報が別の詐欺会社に流される可能性があります。

一度このような会社に個人情報を渡してしまうと、いわゆる「カモ」として認定されるため、詐欺もしくは詐欺まがいの会社から次々と勧誘が来るようになるのです。

場合によっては電話番号やメールアドレスの変更を余儀なくされる事もあるでしょう。

「クリックするだけで稼げる」と宣伝するWebサイトや事業者には十分注意する必要があります。

単価が低い

クリックするだけで稼げる案件は、単価が低いことがほとんどです。

例えば、先に挙げた仮想通貨フォーセットは、開始当初こそ日本円にして約3000万円以上の利益を生んでいましたが、ビットコインが普及した今ではわずか数円程度の稼ぎにしかなりません。

アフィリエイトやポイ活にしても同様です。

いくらか幅はありますが、それこそワンタップ、ワンクリックで済むような案件は1円～5円前後が相場とされています。

稼ぐためには膨大な数の案件をこなす必要があるでしょう。

作業に時間がかかる

クリックするだけで稼ぐには非常に時間がかかります。

ワンクリックで済む案件の報酬は1〜5円程度になるため、仮に5円だとして1万円稼ぐのに2,000クリック必要です。

より高い報酬を得るには、クレジットカードの発行や、サブスクリプションサービスへの登録、動画視聴、口コミ投稿といったクリック以外の作業が必要になります。

とはいえ、サービス登録系は利用期間が決まっていたり、口コミ投稿であれば「1,000字以上」など文字数が指定されているケースも多く、自己負担や作業時間が大幅に増えます。

また、それだけこなしたとしても得られる報酬はせいぜい数万円にしかならないことがほとんどです。

クリックするだけにせよ、より高い報酬を求めて別の作業をプラスするにせよ、作業時間に見合った収入であるとは言えないでしょう。

ネット上の口コミ・評判

ここでは、クリックするだけで稼げる仕事について、ネット上の口コミを紹介していきます。

• X(旧Twitter)の口コミ・評判
• Yahoo!知恵袋の口コミ・評判

それぞれ順番に見ていきましょう。

X(旧Twitter)の口コミ・評判

X(旧Twitter)の口コミでは、「タップするだけ」は詐欺師の常套句であるとされています。

どのような形態であれ、稼ぐためにはそれなりの準備期間や経験・スキルが必要であることがわかります。

Yahoo!知恵袋の口コミ・評判

Yahoo!知恵袋では、「クリックするだけで稼げる」といった広告を打つ詐欺会社が、どのような仕組みで利益を上げているかについて説明されています。

先述した通り、詐欺会社は情報商材を買わせることが目的なので、ユーザーが報酬を得られることはほとんどないと言ってよいでしょう。

クリックするだけで稼げる？まとめ

ここまで、クリックするだけで稼げるのか、その方法と注意点についてお伝えしました。

結論として、クリックするだけで稼ぐのは非常に難しいことです。

「クリックするだけで稼げる」「タップするだけで稼げる」と謳う広告は、詐欺もしくは詐欺まがいの業者が出しているものが多くを占めます。

実際に利用すると、高額な情報商材を買わされたり、個人情報を流されるといったリスクがあります。

また、アフィリエイトやポイ活、仮想通貨フォーセットの場合も、一件ごとの単価が低かったり、作業に時間がかかるといった側面があるため、とても「稼げる」と言えるような報酬にはならないことがほとんどです。

人間誰しも一度は、時間をかけず楽をしてお金を稼ぎたいと思ってしまうもの。

しかし、それだけで行動すると金銭的にも精神的にも思わぬ痛手を負うことになります。

自らの選択に後悔しないためにも、「クリックするだけで稼げる」といった文言には十分注意しましょう。